生涯にかかる医療費を比較すると、痛みが出た時だけ通う歯科受診よりも、定期的に予防メンテナンスに通う歯科受診のほうが、総医療費が大幅に少なく済むことが調査でわかっています。予防は健康を続けられ、自分の歯で食事を楽しめて、医療費も最小限にできるため、良いことづくめです。
トヨタ関連部品健康保険組合(豊田市)と豊田加茂歯科医師会の共同調査では、組合員5万2600人の2009年度の医療人受診歴のデータを分析。歯科医院で年に2回以上、定期的に歯石除去などをしている602人を抽出し総医療費を調べた結果、定期受診の人は48歳までは総医療費は平均より高かったが、49歳を過ぎると平均を下回る分布傾向にとなった。65歳になると平均が35万円に対して、定期受診の人は20万円以下とその差は広がっていた。(2011年3月28日中日新聞より引用)