感染防止

歯を削るドリル「ハンドピース」は滅菌して、患者さんごとに交換しています。

ドリル使い回し36%のショック!

当院では、歯を削る「ドリル」及び、持ち手の「ハンドピース」までを完全滅菌し、患者さんごとに交換して使用しております。患者さんから見えない裏側でも決して手を抜かずに、正直に診療をしておりますので安心して診療を受けていただけます。

過去のニュース(下記参照)では、歯科でのドリル滅菌の実態について話題になりました。ドリル滅菌には院内の体制づくりが最も左右するポイントです。心配されている方のために、今回は当院におけるハンドピース滅菌を徹底できる理由「当院の裏側」についてご紹介いたします。 歯を削るドリル「使い回しが36%」の衝撃事実 (東洋経済オンラインより)

ハンドピース滅菌を徹底できる理由「当院の裏側」

当院で、ハンドピース滅菌を徹底できている理由が3つあります。

  1. ハンドピースの本数をたくさん用意している
  2. クリーンスタッフが常駐している

  3. ハンドピース専用の滅菌器がある

1.ハンドピースの用意が約60本ある

患者さん一人一人に滅菌済みハンドピースをご用意する上で、本数の用意が一番のポイントになります。なぜなら滅菌済みになるまでには手間と時間がかかるためです。滅菌中に患者さんをお待たせするわけにはいきません。そのため、決して安価ではないハンドピースですが、数多くご用意する必要があります。当院では約60本のハンドピースを取り揃えております。

2.診療を支えるクリーンスタッフの存在

ハンドピースの本数と共に大切なのが、クリーンスタッフの存在です。「滅菌」も大切ですが、同じくらい大切なのが「洗浄」です。だ液や血液などをしっかりと洗い流し、消毒し、「オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)」に入れて約120度の高温で病原菌を死滅させます。患者さんに滅菌済みのハンドピースを用意するためには「①洗浄 ②消毒 ③滅菌」の3つの工程と時間が必要になるため、施術者の陰で診療を下支えしてくれているクリーンスタッフは欠かせない存在なのです。

3.ハンドピース専用の滅菌器がある

当院の消毒室には、ハンドピースメーカーが開発したハンドピース専用の滅菌器を設置しています。患者さんと従業員の安全を考える上で「院内感染対策」への設備投資は最優先事項としております。

「患者さんが安心して通える」「スタッフが安心して働ける」そんな診療空間の提供を第一義に考えております。