検査・説明

口腔内写真で、自分の口の中を見た時の「患者さんリアクション集」

患者さんのリアクションは
本当に様々!^^;

ご自分の口の中を見た患者さんのリアクションは、本当に様々なのです。一部、ご紹介させていただきます!!

「えー!私の口の中ってこんなことになってるんですか!ショックーー」 「え?これって何ですか?」

当院に来院された患者さんが、口腔内写真で初めてご自分の口の中をみると、99%の方が驚きます!食べたり、話したり、呼吸したり、毎日休むことなく使っていますが、自分の口の中がどうなっているかご存知ない方がほとんどです。写真を覗き込むように見る方、独り言を言われる方、質問される方など、みなさん興味津々でお口の中の写真を見られます。

「ここ、こんなに色が変わってるー!すごいキレイになってますね!良くなってるってことですか?」

治療後に、治療前の口腔内写真と比較すると、患者さんからこのような声が聴こえてきます。写真を見比べて患者さん自身で治療の変化に気付かれ嬉しそうにしています。私たち医療者ばかりが状況を知っていて一方的に説明するよりも、患者さんご自身で見て状況を知り納得した治療を受けて頂くことを大切にしています。

 

「こんなに小さいころから来てたんだ!この頃は覚えてないけど、ちゃんと連れてきてもらってたんだね。今むし歯がないのも、小さい頃からきてたからだね!」

これは0歳から予防に通っていた小学生とお母さんが話していた親子の会話で、お母さんがとても嬉しそうな顔をしていました。当院では、撮影した口腔内写真を印刷して、患者さんごとに作成している「デンタルファイル」に綴り、患者さんに手渡しをしています。それを来院する際に持ってきていただくのですが、口の中と一緒に正面の顔写真も撮影しているため、ファイルを遡っていくと、お子さんの成長記録にもなります。

「自分ではあんまり変わっている気がしなくて大丈夫かなって思ってたけど、こんなに良くなっているんだ!このへんがもうちょっとってことですよね?そっかー、頑張ろう!」

歯医者に来るけど、自分ではあまり変化を感じていなかったために、来る意味あるのかな?と少し疑問をもっていた患者さんでしたが、歯周治療をする前の状態写真と、その日の状態写真を見比べてみたら、歯肉の改善の変化にビックリして俄然ヤル気に満ち溢れた患者さんです。そして、こちらが伝える前に、もう少し改善が必要な部分にも気付いてくださり、自分でモチベーションをあげて帰っていかれました。歯肉の状態改善は、治療すればすぐ劇的に良くなるのではなく、治療とセルフケアを重ねて時間をかけて少しずつ改善していくため、変化を実感しにくい傾向にあります。また時間が経つと、患者さんも治療前に困っていた状況を忘れてしまいます。そのため、治療前の記録写真はとても重要なのです。

「来はじめた頃の方が年齢は若いけど、口の中は今の方がいいよなぁ〜」「うわぁ〜最初のころはヤバかったよなぁ〜」

あすなろ歯科に7年前から通ってくださる50代の男性患者さん。初めて来院された時は、口の中にビッシリと歯石がついていた方ですが、歯石は白いため歯石の存在にはまったく気づかず、自分の歯だと思っていた方でした。このように当初は口の中にあまり関心がなかった方ですが、歯周治療やメンテナンスケアで長く来院される中で、歯石が細菌の巣窟であること、健康な口腔内はどういうものかを知って頂き、今ではご自身の昔の口腔内写真を見て、いかに危険な状態だったかをご自身で話されるほどです。歳は重ねましたが、お口とカラダは若ががえっているように見えます!

*掲載写真は、御本人の許可をいただいて掲載しています。