なぜお口の中をカメラ撮影するの?
理由は3つあります。1つ、治療する前の状態を記録しておくため。2つ、治療した後の状態と比較するため。3つ、患者さん自身が、自分の口の中をきちんと知っていただくためです。
歯の治療とどう関係があるの?
治療をすると治療前の状態と変わってしまい元に戻すことができません。そのため当院では初診時に、治療前の状態写真(ビフォー)を記録しています。治療後の状態写真(アフター)と比較して見ることができ、治療した箇所がどのように変化したのか?どう良くなったのか?を、患者さん自身が写真を見てわかることが大事だと考えています。また、口の中は、食道・血管・筋肉・関節などを介して全身と関わり合っている健康の入口ですが、自分の口の中がどうなっているか?どんな状態にあるか?多くの方がご存知ありません。健康で過ごしていただくためには、まずご自身の口の中に関心を持って頂くことがとても重要になってきます。
何枚とる?どのくらい時間かかる?
お口の中を11枚。顔と全身を入れて合計13枚。5分程度で規格性のある写真を撮影します。暗くて小さなお口の中を、正面、上顎、下顎、前歯(上下)、奥歯(上下左右)、噛み合わせ(左右)
規格写真からわかること
歯ぐきの炎症、出血、変色、むし歯、歯並び、歯石の状態や、治療した後に状態が変化していく様子が一目瞭然です。また、顔と全身の写真があることで、噛み合わせの状態や、顔の歪み・体の傾き具合から、日頃から行っていると考えられる無意識の生活習慣の癖(態癖と言います)を考察することができます。
高いスキルで成り立つ、あすなろの歯科診療
当院のスタッフは、規格性のある13枚もの高いクオリティ写真をサラッと5分で撮影しますが、これって実は、もの凄く高いスキルだとお気付きでしょうか?少し自慢します。それを証拠に、写真を撮っている医院はありますが、しっかりとした規格写真を撮影している歯科医院は群馬県内でも極僅かです。規格写真は技術と実践が伴わないと撮影できません。そのため診療前・昼休み・診療後に、スタッフ同士の相互実習で練習を重ね、基準試験のクリアを目指し、合格者だけが診療で撮影しております。実は、スタッフの練習と努力と賜物なのです。